
赤門クラブ会長 大島 眞彦 (1984/S59年卒)
皆様におかれましては、良いお正月をお迎えになられましたでしょうか。
昨年を振り返りますと、残念ながら世界はより懸念を深めた年ではありましたが、大きな潮流の中で日本が世界に対し存在感を示し得る道筋が見えてきていると感じています。この状況は、日本のバレーボール界と類似している気がしています。私が赤門クラブ会長に就いた三年前には全く考えられないレベルでバレーブームが広がり、バレー界には数十年ぶりにフォローウィンドが吹いています。これをどう活かして定着させるかがキーといえるでしょう。
こうした中の2024年において、東大バレー部は男女ともしっかりと足跡を残してくれました。男子は、春リーグでは最終戦の全勝対決で敗れて2位、夏には京大に完勝するも7大戦では主力の怪我が重なり5位。なかなか発揮しきれなかった地力を秋リーグでついに爆発させ、失セット無の完全優勝で3部復帰。柳川監督の下で、1年生時から嘱望されていた淀川主将、梶田ら4年生がついにやってくれました!!
女子は、主力の卒業で心配されましたが、豈はからんや、有力な留学生・1年生が加入し、春リーグでは4チーム中2位、七大戦では大健闘の準優勝!! 留学生帰国後の秋リーグでは、今年ずっと怪我で苦しんでいた平野主将が途中復帰し井上らと共に大活躍、しっかりと3年生にバトンを渡してくれました。
私は、3年前の会長就任以来、赤門クラブとして、「現役を強くする」ために全力で現役の諸活動を支援することを唱えてきましたので、2024年のこの戦績をとにかく嬉しく感じています。
赤門クラブの活動として、昨年12月7日の赤門クラブデーは大盛況でした。シニア層も含めたバレー大会、年次総会、OBOG講演会には50名以上のメンバーが集まりました。(虫賀さん、西川さんの素晴らしい講演を学生と共に堪能しました。)懇親会で男子部優勝/昇格のお祝い金を募ったところ、欠席したOBOGの事前寄付含め多額の寄付を戴きました。昨年6月の柳川先輩・松永先輩ご慰労会に幅広い年代のOBOG約90名が集まったことを契機に、赤門クラブ・現役の試合に顔を出すOBOGが増えていること、本当にありがたい限りです。
赤門クラブは諸先輩が築いてくださった基盤/活動の枠組みを着実に拡充しつつあります。今後とも様々な施策を推進し、OBOGが懇親を深めバレー部への思いを再認識し、より幅広く現役を応援する、といった流れを広げていきたいと願っています。
東大バレー部は2027年に創立100周年を迎えます。日本の大学バレー部として、京大と共に最古の歴史を持つ東大バレー部を、より魅力のある、強い運動部とすべく、赤門クラブとして出来ること/やるべきことを一つ一つ推進して参りたく、引き続き、皆さんからの幅広いご支援をお願い申し上げます。