今シーズンにかける思い(常川)

どうもこんにちは。2年生の常川です。1週間前の成績開示で、テストを受けた科目は全て合格という1年Sセメスター以来約1年半ぶりの快挙をなしとげ、無事進級が決定いたしました。4月からは文学部言語文化学科に進むこととなりました。年齢は2個上、部活では1つ先輩の同期が同じ学科にいらっしゃるのでより楽しい学生生活を送ることができそうです。

 

さて、今回のテーマは「今シーズンにかける思い」です。1月末からスタートしたこのシリーズですが、すでに10名ほどの部員がこの記事を書いています。僕は全部目を通しましたが、皆さんなかなか面白い内容を書かれています。特に同期である2年生のブログは個人的にとても興味深い内容でした。東大バレー部の闇というものが垣間見えると思うので興味のある方はぜひ読んでみてください。

この文を書いている現在は、僕も同期を見習っていいブログを書こうと意気込んでいるのですが、きっと完成した頃には「しょーもない内容になったな」とか思っていると思うので、気が向いた方だけお読みいただけたらと思います。

 

僕の今シーズンを通しての目標は、「ただひたすらうまくなること」、「やるべきタスクをしっかりこなすこと」の2つです。

まずひとつめの目標について。

入部してからの2年間、僕は”for the team”の精神を忘れたことはありませんでした。行動が伴っていたかどうかわかりませんが、どんなときでもチームのことを最優先に考えてきたつもりです。去年はピンチサーバーとして1年間多くの試合に出場させてもらいました。敗戦処理みたいな扱いではありましたが、セッターとしてリーグ戦にも出場しました。そのこともあって当事者意識も強く、自分のため、というよりはチームのためにバレーに取り組んできたと思います。

ですが、この1年間(もう今シーズン2/3しか残っていませんが)はこの姿勢を変えてみようかなと思っています。先日行われた東商戦ではおよそ1年半ぶりにベンチメンバーから外れました。普段練習していても、東商戦と同じように僕はこの代ではよほどのことがない限りはベンチに入ることはないだろうと感じます(決して自分の実力不足を自覚していない訳ではありません)。そんな僕が今チームに貢献できることは、球拾い、声出し、副務の仕事、飲み会で笑い者にされることぐらいでしょうか。そんな僕がチームのことを第一に考えて思い悩むよりは、ただがむしゃらにボールを追いかけ、常に向上心を忘れず自分が上手くなるために練習に取り組む方が、自分にとってもチームにとってもプラスになるのではないかと思います。

そして、この目標を立てたもうひとつの理由として、現在のチーム方針が挙げられます。現在の東大バレー部は「考える」ことを主眼において練習をしていると思います。この「考える」ことの意味を僕は100%理解できていないのですが、「一つひとつのプレーに意図を持つこと」と解釈しています。しかし、僕は考えたことをすぐに体現できるような技術力は持ち合わせていません。「考える」ことは、自分の意図をパフォーマンスとして発揮できて初めて意味を持ちます。ですから、僕はこの1年間で一定の技術力を体得しなければいけません。

 

ふたつめの目標について。

先にも少し触れましたが、今年度、副務をつとめることとなりました。主にこのことについて話したいと思います。その副務として初めての仕事は、先日東大主管で行われた東商戦でした。僕は全力を出したつもりでしたが、相次ぐトラブルに対処しきれず、対戦相手である一橋大学のみなさんにご迷惑をおかけすることもありました。定期戦の運営がいかに大変か思い知らされました。この反省を生かし、7月に行われる双青戦では主務と協力し、よりスムーズな運営ができるよう主体性を持って仕事に励みたいと思います。

副務の仕事は定期戦の運営だけではありません。主務の下に就き、部活に関する様々な仕事を任されます。副部長の宇垣さんは以前、「主将はコート内の責任者、主務はコートの外の責任者」とおっしゃっていたそうです。先週の追い込んでは、女子部前主務の秋山先輩が「主務は知らないでは済まされない」とおっしゃっていました。僕も1年後にはその立場になるいう自覚を持ちながら、副務の仕事を全うし、部の組織運営をしっかりとやっていきたいと思います。それがチームの強さにも繋がっていくと思っています。

 

僕の今シーズンの目標は以上になります。読み返してみるとやっぱりしょーもない内容でしたね。ごくごく当たり前のことを書いてしまいました。しかし、この当たり前に思えることを当たり前のようにやることは必ずチームの勝利につながっていくと信じています。このブログの内容を裏切らないように日々の部活に取り組んでいきたいと思います。

#10 常川