秋季リーグ② VS東農大

朝歩くと少し風が心地よかったり少しずつ陽が落ちるのが早くなったり、ゆっくりですが秋の訪れを感じられる日々が続いています。
無事進学選択が決まり、工学部マテリアル工学科に進学の内定が決まりました二年の福田尋晃です。進学先のガイダンスでは、自分が何を勉強していくのかの説明を受け、実際に研究室を見学させてもらいこれからの二年間に対して良い刺激を受けました。

さて私の身の上話はこれくらいにしまして、遅くなって大変申し訳ありませんでした、秋リーグ第二試合目のVS東農大について報告させていただきます。まず、OBの先輩をはじめ足を運び応援してくださった方に感謝申し上げます。ありがとうございました。詳しい試合内容については、毎度毎度力作を書き上げてくれる同期の常川くん作のBBSをご参照ください。

結果ですが0-3とストレートで敗北しました。善戦にはほど遠い内容でした。相手に強力なサーバーがいたわけではないのですが、粘っこくコースを狙ってくる相手に対してレセプションが崩され常に後手後手になってしまいました。逆に相手には、クイックや割れたところからのレフトもポンポン決められてしまいました。

開幕から秋リーグ二連敗という事実は揺るぎないもので、ここから死にものぐるいで勝ちを取りに行かないと何も変われないと思います。

雰囲気が悪いとか、チームが噛み合わないとか、そういう言葉で今の状況を片付けてはいけないはずです。こういった言葉で片付けてしまえば、雰囲気を良くしようとかみんなの気持ちを一つにしようとか、ふわっとした言葉で終わってしまうのではないでしょうか。今のチームがとるべき道は、七大戦のミーティングや合宿を通じて少し見えたはずです。ひとりひとりがバレーボールについて考える、できるだけ深く。技術やフォーメーション、プレーヤーに対して。考えないでいい理由なんてないはずです。そして、きっとここまでは実践している人もいるはずですが、一番大切なのはそれを出し合って集めあって共有することです。実際に声に出してみて初めて考えたことが少しずつ形になっていく、とこの夏に気がつきました。個々の考えをまるっきり一つにする必要はなくて、それぞれの価値観を理解し、その中でチームが見据える方向性をはっきり共有することで勝負に臨むチームが出来る上がると思います。初めはちっちゃな点でも考えることで濃く大きな点になり、共有しあうことで太い線として繋がっていくのではないでしょうか。

相手のことを知ることはもちろん大切ですが、ネットのこちら側にいる仲間が考えてることや価値観を把握しないで、本気で向かってくる相手に太刀打ち出来るはずがありません。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の言葉は有名ですが、うちのチームには彼(対戦相手)を知るためのアナリストがいます。あとは、プレーヤーが己をよく知りよく知ってもらうだけなのだと思います。理想論だとか甘い考えだとかと切り捨てる人もいるかもしれませんが、やってみる価値はあると私は信じています。

私自身共有することはあまりできていませんが、自戒とこれから変わるぞという抱負を込めて長々と書かせていただきました。

「疾風に勁草を知る」。この覚悟をもって残り三戦臨んでいきたいです。

稚拙な文と考えですが、最後までお読みいただきありがとうございました。

2年 #5 福田