引退その3

皆さんお久しぶりです!
1ヶ月ほど前に女子バレー部を引退しました、4年のすうです。
少し前から急に寒くなりましたね。仮設体育館は冬どのくらい寒いんでしょうか。みんなが凍えていないか心配です。

私は部活に行くことが無くなったこの1ヶ月、駒場への定期が切れ、曜日感覚がなくなり、洗濯物と筋肉の量が減りました。笑
11月のはじめには文京区民大会に参加させていただき、OGになったんだなあと改めて実感しています。

バレー部に所属していた3年半を振り返ってみると、女子部はとても恵まれていた時期でした。
強く優しく面白い先輩方の元で昇格・七大優勝などを経験させていただき、またたくさんの後輩が入部してくれて、人数の多い女バレというこれまた女子部にとって貴重な時期を、一緒に過ごすことができました。

そんな3年半でたくさんのことを考え学ぶ機会がありましたが、自分が一番成長できたのは、怪我でプレーから離れたとき、またそこから戻っていく途中かなと思います。

怪我する前は、生意気な下級生だったこともあり、試合に出てる人がすべてなんだろうなっていう卑屈な気持ちとか、チームとして結果が出ても自分は何も貢献できていない、ベンチが観客席みたいだと思えるときも何度かありました。
そんな私にとって、外からチームメイトを見ていた時間は、コートの中にいるだけでは分からなかったそれぞれの立場での頑張りや気配りに気づくことが出来た、すごく貴重なものでした。試合に出る出ないに関わらず、マネージャーもスタッフも含めて、全員が部活を作っていく上で役割を持つ主役なんだということを学んで、みんなを応援したいっていうか、チームへの愛が芽生えた気がします。笑

練習に参加できるようになってからは、チームの目指すことと自分の出来ることのギャップに焦ったり、全力でプレー出来ないのに練習に混ざって良いのかと不安になったり、外から見てるときより辛かったのを覚えています。たくさんご心配ご迷惑をおかけしました。このとき諦めずに練習を続けられたのは、周りの人のおかげでしかありません。真摯に部活に向き合っている部員、応援してくれている先輩方や家族、貴重な時間を使ってくれているスタッフに対して中途半端な自分を見せたくないと思えたことが、モチベーションの軸になりました。

私の場合は怪我がきっかけでしたが、もちろん部活をやってたら全員、悩むことや辛い時期があると思います。
抱えているものは一人一人違うだろうけど、ちょっとおちこんでるかな、なやんでるかなっていうときに、でも頑張っていこうよ、ってお互いに引っ張り合い支え合えることが、バレー部の良いところです。
先輩方が引退して、後輩が入部して…と人は変わっていったけれど、周りへの思いやりとか部員のチームへの愛っていうのはずっと変わらず引き継がれているなと感じます。
私は憧れていた先輩方のようには中々なれなくて、頼りがいがなく同期や後輩にはたくさん迷惑をかけました。最後の秋リーグ期間には3年生が4年生を言い過ぎなくらいほめてくれるブログを書いてくれてて、ありがたいと同時になんだかむずむずしちゃいました。
でも、自分が部活を通して先輩方、そして後輩たちからも学ばせていただいたのと同じように、少しでも伝えられたものがあったなら、周りの方々にとっても私がバレー部に所属していた意味が少しはあったのかなぁ。なんて思います。

そしてもちろん、楽しいこと嬉しいこともたっっっくさんあったことも書かせてください。
ごはん食べに行ったり、自主練でわちゃわちゃしたり、普段の何気ない時間も大切な思い出でいっぱいです。特に同期の2人は、引退後も今のところ定期的に会ってくれてます。バレー部以外の友達少ないのでみんなこれからもぜひ仲良くして下さい。笑

試合では、ピンチサーバーとして何度か出場の機会をいただきました。中高は常にちょうど6人という中でやってきたので途中交代の経験ももちろんなかったし、3年半何度経験してもいつもめちゃめちゃ緊張しました。
ふと1年生のときの自己紹介を読んでみたら、好きなプレーはサーブですって言ってたんですが、そのときは「唯一自分で完結するプレーで、責任がある分決まると嬉しい」って書いたみたいです。今はちょこっと変わりました。サーブで相手をちょっとでも崩せて、返ってきたボールをつないで、スパイカーがばしっと決めてくれたときが、皆と一緒に点を取れた気がして、ピンチサーバーとして一番嬉しい瞬間でした。
ちなみに、その自己紹介で、座右の銘を「楽せず楽しめ」「成功するには成功するまで続けること」って書いてました。全く覚えてないしたぶん聞かれて慌てて調べたんだと思いますが笑、不思議と当時の自分に共感します。暫く座右の銘にしておこうと思います。

最後になりましたが、今まで関わってくださった、全ての方々に御礼を申し上げます。長くなってしまうので出来ませんが全員のお名前を書いていきたいくらいの気持ちです。(決して書きもらしが怖いわけではありません、、、。)
最後まで頑張ることが出来、限られた学生生活をバレー部に捧げることを選んで良かったと、いま心から思えるのは、ひとえに周りの方々の支えのおかげです。
本当にありがとうございました。

引退した今、私がバレー部に恩返しできることは限られていますが、何らかの形で現役の皆さんをサポートできたらいいなと思っています。

後輩たちには今までもたくさん助けてもらって、もうとっても頼もしいんだけれど、これからもプレー面気持ち面いろいろ悩みながら、みんなで更に成長していってくれると期待しています?
体には気をつけて、頑張ってね!!

すう