引退 その6

こんにちは、4年生のちなみです。現在は卒論に追われています。卒論の息抜きにブログ書けばちょうどいいじゃんとか思ってたんですけど、意外と引退ブログって難しくて時間ばかりが流れています。時間が経つといえば引退してからまだ約二ヶ月なんですね。今となってはずっと昔のことのように思えます。

引退ブログの何が難しいって書き出しですよね。なので早速お礼から述べさせて頂きます。

まず、私達の活動をご支援、応援して下さったOG・OBの皆様に御礼申し上げます。お忙しい中、会場にまで足を運んで頂き、熱い声援をお送り下さってありがとうございました。皆様のお陰で4年間思い切り部活動に打ち込むことができました。

それから部長の松永さんを始め、女子バレー部の歴代の監督・コーチ・スタッフの皆様にも感謝申し上げます。特に川田さんと健人さんは最後の一年大変お世話になりました。Bチームでミスを押し付けカバーしあったこと、忘れません。ありがとうございました。

先輩方にもとてもお世話になりました。チームのために、と努力する先輩方の背中を見て、自分もこういう風になりたい、他人のために努力できる人間になりたいと思いました。先輩方はいつも私の目標でした。本当にありがとうございました。

後輩達は、まあ大体問題児だったし本当によく馬鹿にされていました。苦労もたくさんかけられましたけど、私達もきっとそんな後輩だったんだと思います。やっぱり先輩方ありがとうございました。とは言いつつ仲良くしてくれて、一生懸命で、面白く、なんだかんだ可愛い後輩達には支えられていました。ありがとうございました。

同期に関しては後述します。良いことを書く予定です。

いきなり大感謝祭を開催してしまったんですがここで少し自分自身のことを話したいと思います。

高校の先輩方に誘って頂き、春休み中にバレー部を初めて訪れた時のことを今でもよく覚えています。今では考えられないくらい緊張していました。優しく活気ある雰囲気に惹かれて、すぐに入部を決めました。あまりにも迷いがなくて、自分でも驚きました。それほどバレーボールが純粋に好きでした。

入部を決めてからの四年間、本当にたくさんのことがありました。その中で試合に出られることはいつでも誇らしく、嬉しいことでした。その分試合に出られない日々は昔の自分には想像もつかないほど辛いものでした。レギュラーを初めて外れた二年生の京大戦では、試合中にドリンクを汲みながら、一人で泣いていました。チームのことを一番に考えられず、自分のことばかりで、そんな自分が許せませんでした。最初はバレーボールが好きだ、という気持ちだけで始め、楽しかったものが、段々好きなだけでは上手くいかないことが増えて、バレーボールが嫌いになってしまう瞬間もありました。試合に出られないことが、チームの力になれないことが、好きだったものが嫌いになってしまうことが、私はとても苦しかったです。最後の一年は副将という立場にありながら、プレーで貢献できないことにずっと劣等感のような物を感じていました。いつもいつも迷っていたように思います。どうしてこんなに頑張らなくてはならないのか、わからなくなることもありました。

そんな時、いつも支えになっていたのは同期の存在でした。私達11人はそれぞれが様々な立場で、異なる考えを持っていました。完全に皆が同意できる決断というものは少なくて、チーム一丸となることの難しさを思い知りました。もっと私達上級生がまとまっていれば、結果も違ってきたのかな、と後悔が残るのも事実です。でも皆が真剣に悩み、考え、苦しい中で一生懸命戦う姿を4年間見てきました。その度に私も頑張ろうと何度も思いました。頑張れる、頑張りたいと思うことができました。一緒に泣いて、一緒に笑って、ここまでやってきました。こんなに面白くて良い人達とバレーをすることができて、私はとても幸せです。ありがとうございます。

気持ちを一旦リセットして、バレーボールに向き合ってみると、レシーブが上がった、サーブが決まった、そんな小さなことの一つ一つが嬉しく、楽しかったです。私達の代で結果を残すことはできず、私自身も目立った活躍をすることはできなかった4年間でしたが、自分なりに努力を積み重ねてきたことは、確かに糧になっていると信じています。

最後に、読んでいるかもわかりませんが後輩達に自分の経験から言えることを伝えたいと思います。人数も大きく変わり、何の参考にもならないかもしれませんけど、こんな考え方もあるんだなあ位に思っておいてください。

試合に出ていなかった私がいうのもなんですが、試合に出ることだけがバレーボールの全てではないです。ドリンクやタイマー、審判など、環境を整えることはもちろん、ボール出しや声かけだけではなく、ただひたすらに努力する姿が誰かを助けることもあります。試合に出られなかったというだけで終わるのではなく、じゃあそれからどうするのか、どうやって自分は仲間と一緒に勝ちにいくのかを考え続けてください。試合に出られるメンバーには、出てないメンバーの思いを背負って立つ責任があります。ベンチやベンチ外の仲間に支えられることは当たり前ではないので、誰かの苦しさも悔しさも全部踏み台にしてコートに立っていることを忘れないでください。自分のために、ではなく、チームのために全力を尽くしたと胸を張れる選手でいて欲しいです。でも、何より試合を楽しんでほしいです。この先も多分、苦しいことも悔しいこともたくさんあると思います。でも、そうやって辛い中でも、一生懸命積み重ねていれば、いつかやってよかったな、頑張ってよかったなっていう時が来ると思います。頑張り続ける日々に、そんな瞬間がどうか少しでも多く訪れて欲しいと願っています。応援しています。

緩急のついた長文ブログになってしまいましたが、そろそろ終わろうと思います。

私のバレー人生に関わってくださった全ての皆様に感謝いたします。

ありがとうございました。