こんにちは、先日引退しました4年マネージャーの桑原です!
3年間先輩方のを読んできた引退ブログですが、ついに自分の番が来てしまいました。
いざ書いてみると書きたいことが山ほど。思い入れがありすぎたみたいです。4年間の私の考えや想いを約4000字に詰めました。
前半はお礼、後半は振り返りという構成です。長文ではありますが、関わってくださった皆さんに読んでいただけると嬉しいです!
コロナの影響で私は、1年の3月から3年の8月までの約1年半、東京大学に入構出来ない日々を送りました。たまにある外部練に参加することしかできず、当たり前に週4で部活に行けていた1年生の1年間がどんなに恵まれていたか、誰よりも痛感したという自負があります。
そのため赤門クラブのOB・OGの皆様、東京大学の職員の皆様のありがたさをより一層感じておりました。東大バレー部を支えてくださり、部員が活動できる場を設けてくださり、本当にありがとうございました。来年からは私も支える側として恩返しをしたいと思います。
引き続き、お世話になった方々へお礼をさせてください。
先輩の皆さん。
バレーもマネも初心者として大学から始めた私は入部当初、知識も少なく、ボールの扱いも酷く、色々とご迷惑かけたと思います。
それでも、プレーヤーの先輩方は私の成長を見守ってくださり、マネの先輩方は基礎から丁寧に教えてくださりました。
渋谷組の先輩方とは毎部活後ご飯に行き、色々なお話ができてとても楽しかったです。ありがとうございました。
コーチとしてもお世話になった常川さん、博雅さん。お二方には本当にお世話になりました。
愚痴や悩み事など、練習の合間などでたくさん聞いていただき、たくさんの励みになるお言葉をくださいました。感謝しています。
美朱さん、璃子さん、葵さん。マネの仕事だけでなく、バレーのルールや、マネのあり方、同期仲の大切さなど、色々なことを教えていただきました。
璃子さんには私たちの最後の秋リーグで写真を撮っていただき、感謝でしかないです。
お三方に1年生の1年間でたくさんのことを教えていただいたおかげで、3年ぶりの試合や行事もなんとか運営できました。育ててくださり、ありがとうございました!
後輩のみんな。
頼りない先輩だったかもだけど、ついてきてくれてありがとう。
いつも「のぶさん!」と話しかけてくれるみんなが愛おしくて、いつもエネルギーをもらっていました。みんな可愛い可愛い後輩です。これまでついてきてくれて、頼ってくれて、そして仲良くしてくれて本当にありがとう!
マネの後輩には教える中で厳しいことを言ったかもしれません。特に私が最高学年になってからの1年はマネージャー少ないし、やること多いし、みんなは初めての行事ばかりだし…。結構キツかったと思います。
それでも自分にできることを考えて動いてくれて、後輩が頼もしすぎて私の方こそ助けられていました。仲良くしてくれて本当にありがとう!
女子部や他大学の皆さん。
先輩方より交流や接点は少なかったですが、女子部の皆さんは更衣室で会う際には声をかけてくださり、他大の皆さんはSNSを通じてたまに連絡を取ってくれて、東京に来たときには連絡くれてご飯に行けて、とても嬉しかったです。ありがとうございました!
最後に大好きな同期のみんな。
私が私らしく4年間やり切れたのは、紛れもなくみんなのおかげです。
辛くて苦しくて、マネージャーを辞めたいって思ったことはあるけど、部活を辞めたいと思ったことはありません。各々悩みがあるのに目の前でバレーボールと真剣に向き合っているみんながいたから、私も頑張ろうと思えました。
一年生の時から、マネだからと壁を作らず仲良くしてくれて…。時には厄介な存在だったかもしれないけど、意見を聞き入れてくれて本当にありがとう。相談事も全部ちゃんと聞いてくれて、「自分らしくでいいじゃん」と言ってくれて、本当に嬉しかった。本当にありがとう。最高の同期を持てて幸せ者です。
以上がお礼の言葉となります。
本当に周りの方々に恵まれた部活生活でした。
みなさんこれからもご飯に行ったり飲みに行ったりしましょう!
ここからは振り返りコーナーです。
自分の記録用でもあるのでこの場をお借りして書かせていただきます。ぜひ皆さんにもご一読していただけると嬉しいです。
軽く私のプロフィールを今更ながらおさらいしたいと思います。
私は中高6年間剣道部に所属していました。
三段の有段者です。
声がよく通ります。
バレーは中高の授業レベルです。
そんな私がなぜこの部活に入ったか。それは、
・チームスポーツがしたかったから
・みんなで全力で応援できるから
・当時ハイキューを見ていたから
・マネージャー向いていると友人から言われたから
・駒場キャンパスが家から近かったから(←これ大事)
入部理由にしては安直な考えだと思いますが、個人競技の剣道を6年間していた反動でチームスポーツがやりたかったんです。
みなさん、剣道は声援禁止なのをご存知ですか?
剣道における応援は拍手のみです。
野次を飛ばすなんてもっての外。ちょっとガッツポーズをしただけで審判から注意されます。
ハイキューを見たのはちょうど剣道部を引退した後。
声援禁止の剣道をしていた私は、チーム一丸となって応援する様子に胸打たれ、大学入学とともに体験に行き、入部することにしました。
入部したはいいものの、前述にもある通り、ボールの扱いは酷かったと思います。
とは言え1年生はほんの限られたメニューしかボールを触らず、夏はドリンクをひたすら作っていたら4時間終わっているなんてザラにありました。
ドリンク作りと氷嚢作りと倉庫の掃除を極めた1年を過ごしていたらコロナとかいうとんでもないウイルスが流行りましたね。
東京大学に入構できなかった1年半。でもこんなに入れなかったのは我々マネージャーだけ。
プレーヤーは半年間部活停止でしたが、その後1年間マネージャーなしで部活をしていました。
時間管理もトレーニングタイマーを買って対応し、ドリンクも各自で用意し、マネージャーがいなくても部活が回っていました。
「マネージャーなしで部活回っているならマネージャーっている意味あるのかな。」
そう思ってしまいました。
そんな時に先輩や同期と話に出たのが、今となっては定着したマネージャーによるデータ収集でした。少しでもマネージャーの存在価値が上がれば、そう思いました。
部活に参加できない時間でマネージャーの仕事と並行してできるような記録用紙を作りましたが、実践できる場はなく時間だけが経ち2年生が終わってしまいました。
3年に上がると、少しずつ外部練や練習試合が行われ、たまにですがマネージャーも参加できるようになりました。
ですが葵さんが就活で休部していたため、コロナ前まで1年生で、ほとんどボールを触っていなかった私が突然最高学年の立場です。いきなりトップという、意味がわからない、想像のキャパを超えた現実に、焦りと不安でいっぱいでした。部活人生で辛かったランキング2位がこの時です。
ただでさえボールの扱いが酷かった私が、後輩に教えながら、ボールも時間も管理し、新しく導入したデータ記録もし…。
ちゃんと回ってなかったかもですが、怪我人も出ずになんとか練習メニューも回せていたと思います。我ながらよく乗り越えたと思います。
そして!来たる3年の8月!
ついにマネージャーも東大に入構できるようになりました!
申請し続けてくださった主務の先輩方に感謝です。本当に嬉しかったです。
葵さんの休部期間も終わり、本来の3年マネとしての活動ができるようになりました。
しかし、正直私がマネージャーを辞めたくなったのはここからでした。
高校から男バレのマネをしていた経験値の高すぎる2人が私の1年上と1年下で、挟まれていた私は自分の不甲斐なさを日々感じていたからです。周りの目を気にする私の短所が仇になり、これが部活人生で辛かったランキング堂々の1位です。
辛い日々が続きましたが、正解がないマネージャーだからこそ、「”自分らしく”やり切ろう」と最高学年になる直前の秋リーグから思うようになりました。
それでも結局引退1ヶ月前まで、2.3ヶ月に1回しんどいと思う時がありましたが。
自分らしく…。私にしかできないこと…。
私だからチームの勝利に貢献できること…。
それは、よく通る声で選手を鼓舞すること。
誰とでも積極的にコミュニケーションを取ること。
これしかないと思いました。自分の強みでもあり、自分のアイデンティティでもあり、1年生の時から先輩や監督によく褒めていただいたことでもありました。
前の代の秋リーグでも自分の代の春リーグでも七大戦でも秋リーグでも、声が枯れるまで誰よりも応援しました。練習中や試合のタイムアウトでは積極的にみんなに声をかけました。
逆にそれで悩むこともありましたし、過去のマネの先輩と違うマネの形で賛否両論あったと思います。ですが、剣道部引退後にみんなで応援できるこのバレーボールという競技に惹かれた私には、自分の声量を活かした応援をしない選択肢はありませんでした。
私の声がチームにプラスの働きをしていたかは自分では分かりませんが、後輩とも協力して記録したデータたちと全力を尽くした声援が少しでもチームの勝利に貢献していたら、私はとても嬉しいです。
最後の秋リーグ。
感動の景色をたくさん見せてもらいました。
みんなと笑い合えたこと、ハイタッチしたこと、同期と喜び合えたこと、はるかちゃんとゆうちゃんとハグしたこと、一生忘れません。辛いこともたくさんありましたが、この結果のために景色のために頑張ったんだなと思いました。
「3部昇格」という目標達成の場に立ち会えて幸せでした。ベンチから見たあの光景は一生の宝です。
(下の写真は大好きな1枚です。私泣いていますね。)
以上が振り返りです。本当に色々なことがありましたが、家族の支えもあり、部活ならではの貴重な経験をたくさんさせていただきました。
この部活に後悔はありません。
自分の心の中で決めていた「同期仲を大切にする」「必要とされる人になる」という私個人の目標も、引退時にもらった同期や後輩からのメッセージカードを読んだ感じ、達成できていたかなと思います。やり切りました。
私の大学生活の全てと言っても過言ではない最高の部活生活でした。
後輩にも後悔のない部活生活を送って欲しいです。
3部での活躍をOGとして見に行ける日を楽しみにしています!頑張れ!
これで私の引退ブログを終わりたいと思います。
長々とお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
東大バレー部にいられて幸せでした。
出会ってくださった皆さんに感謝です。
またどこかでお会いしましょう!
では。
マネージャー 桑原亘子